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二人展が終わって

5日(土)で、ギャラリー福果での見谷カラスさんとの二人展が終わりました。
ご来場下さったみなさま、ありがとうございました。

私は土曜のみの在廊でしたが、それでも在廊中ずっと目にしていた
見谷さんの作品たち(とくに今回の新作)に、なんとなく情が移ってしまい、
今後またどこかで展示されているのを見たら(あっあのときの!)と
勝手に胸熱くしてしまいそうな自分がいます。売れたなどと聞いたら、
(あのときの子が嫁に!)と熱く思ってしまいそうな自分がいます。

自分の作品については、好きだけど、
自分内だけで(これはやらない)と禁じ手にしていることや、
(私の今のスキルで出来るわけない)と腰が引けてることや、
(この設備と環境しかないからこれはできない)と思い込んできたことが
けっこう多いな~と気づいたので、本当にそうかしら??と、
根本的なところを問い直して、今のうちに出来るだけ裾野を広げておきたい。
そしてやっぱり・・・大きいものも焼きたい。
さあどうするか。。来年はそのへんの道筋つけたいなと思っています。

 

 

二人展

昨日の土曜日はギャラリーに在廊しておりました。
来て頂いた皆様、ありがとうございました。

今回一緒に展示をしている見谷カラスさんとは、約10年前に参加した
青山スパイラルのイベントSICFで知り合った。両者ともまだ20代のとき・・・。
見谷さんの絵の中で、どこかたゆたうような人体に果物や野菜がまとわりつくなど、
人体と食べ物が組み合わされたモチーフの絵が私はとくに好きで、
今回そのシリーズも何点か展示されています。

私のは陶土や磁土の小さな断片を作って寄せて焼いたものです。
そして昨日来てくれた友人が面白い感想をくれた。

「この国の砂や土を採ることで、世界のほんの一部を解体して
 新しい根源的な世界を地道に作り続けている感じ」

私はたしかにそういうことをしている気持ちは持ってるし、うれしい感想だと思った。
しかし同時に、このことは地球上のあらゆる創作活動に当てはまると思った。
たとえば今回一緒に展示している見谷さんの日本画も、地球上の鉱物から作った
岩絵の具を使って新しい世界を描き出しているし、もっといえば写真や音楽などだって、
光や空気の振動や温度湿度など、地球上の環境を利用して新しい世界を現出させている。
だから、「世界のほんの一部を解体して新しい世界を作る」は前提条件であって、
ひとりひとりがどんなふうに解体してどんなふうなものを新しく作るかが、大事だなー
などと、当たり前のことかもだがあらためて、くどくどと考えている日曜夕刻であります。

そして、そういうくどくどはそれとして、実際作業しているときは、
「このじゃりじゃり感が痺れる」「ひび感が泣ける」「陰影がメロディアス」
みたいなことが一番の喜びであったりするので、見て下さる方もそんな感じでもいいし、
くどくどして頂いてもいいし…と思っています。

展示はまた明日から12/5(土)まで続きます。
私は最終日5日のみ在廊致します。
神保町駅A7出口からすぐなので悪天候でもあまり苦しまずに済むと思います。
ぜひお越しください。gallery福果 http://gallery-fukka.com/

搬入前夜

前回の投稿から約3ヶ月も空いてしまって、季節も灼熱から氷雨に移りました。
さて、明後日から日本画家の見谷カラスさんとの二人展が始まります。
詳細はトップページにありますが、久々のgallery福果です。
明日搬入。写真は、自室でリハーサル中の者どもです。
これらと見谷さんの絵とが合わさってどんな空間になるか、楽しみです。

 

リハ中作品群

 

夜。遠くに偶然待ち合わせ相手を発見し、
一定の速度を保って闇の中から無言で駆け寄っていったところ、
「伝染るんです」に出てくるキャラクターのようだ、と言われた。
灼熱の日々です。

さて、トップページでお知らせしている通り、
現在銀座の茶房野の花/スペース司さんにてグループ展開催中です。
トップページにも書きましたが、お盆の営業時間11:30~18:00です。
DMには書いていないので、お気を付け下さい。
場所は松屋銀座の裏です。1階のお花屋も野の花が渋くあふれていて素敵です。

http://www.nonohana-tsukasa.com/sabou-event.html

個展終了

昨日で代官山・ギャラリー子の星での個展が終了しました。
ご来場頂いたみなさまありがとうございました。
なんとか雨も降らず、無事搬出できました。
もちろん、搬入時と同じく一人で電車で手持ち搬出であります。
搬入時、(ここエレベーターないのかよー新しく工事したてのくせに・・・!)と
絶望しながら重い割れ物満載のカートを気合いで持ち上げてのぼった駅の階段のところも、
落ち着いてみたらちゃんとエレベーター&スロープがあって、そのいまさらの発見に、
精神的には打撃を受けつつも、肉体的には搬入時ほどの難はなく、帰り着くことができました。

展示や作品について思ったことなども書きかけたのですが、そのへんはまた少しずつ。

IMG_3048 (1024x768)
帰宅した者ども

 

搬入の道のり

昨日個展の搬入を済ませました。
一人で電車での手持ち搬入であります。
通りなれた道も、割れ物満載のカートを引いていると、
普段とは全く別の道のりになります。
ちょっとした段差や、エレベーターやスロープの有無、
ホームの「黄色い線」のガタガタさえすごい大問題で、
電車乗り降りするときも周囲の流れを極力止めないよう
陣取る位置とタイミング見計らってスタンバるとか
しかも内容物が割れ物なので優しく運んであげないととか、
精神的にも肉体的にも緊張しっぱなしである。
車いすの人やベビーカーを押してる人は、
常にこういうことを感じながら外出してるんだろうなーと、
やっぱり体感しないとわからないこといろいろあるなーとか、
重い割れ物たちを運びながら思いました。
約2時間で展示作業を終え、昨夜は帰宅後全身筋肉痛で瀕死でしたが、
今日は復活して普通に会社にも行き、回復しております。

展示は明日13日から始まります。
ぜひお立ち寄りください。

谷口 明子 陶芸展 宝屑-たからくず-
http://www.nenohoshi.com/?p=3686

運ばれる割れ物たち

 

hisoyaka

仕事の帰り、個展のDMを置かせて頂きがてら、
神保町のgallery福果で開催中の展「hisoyaka」を観てきた。
ひそやかな表現ばかりを集めた企画展で
私の作品もひとつ混じっております。
この展示、すごく好みのラインナップで、
リチャード・デイヴィスという人の版画がとくに好きで、ほしいが財力。。。

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h i s o y a k a

ひそやかな表現の絵画、版画、オブジェ
企画/gallery福果

2015年4月25日(土)-5月14日(木)
12:00-19:00 (最終日-17:00) /日曜祝日休廊